2020-11-20(金)曇り/ときどき小雨、暖かい、風強い
途中で一時休止期間はありましたが、学生頃からアマチュア無線局を開局しています。アマチュア無線局の免許状は5年ごとの更新で、現在の免許状は今年末で期限切れになります。更新するかどうか、昨年頃から考えていましたが、今回の期限切れでアマチュア無線局を閉局(廃止)することにしました。それは、無線設備のスプリアス発射強度に関する新規格に対応する必要があることと、運用実績を考えてのことです。
2015年頃、電波を発射する無線機器(携帯電話も含む)のスプリアス発射強度の規格が話題になったことがありました。それは、ソフトバンクモバイルから出ていたNokia の携帯電話が使えなくなるとか、いや使えるんだとかいうことで取り上げたことがありました。私の記事では、Nokia 705NK に絡んで、何回か書いたことがあります。まあ、705NK については、新規格での技適認証を受けているので問題ないと言うことで落ち着きました。
で、今年初め頃からまた、この技適認証と、旧規格での技適認証の経過処置などを見始めました。それは、アマチュア無線局の機器も電波発射機器であり、規格に適合する必要があるからです。
これは、旧規格での技適適合設備の、経過処置の説明図です。私の設備は凄く古い機器(トリオのTS-520V HF帯トランシーバ)なので、2022年11月には経過処置による使用許可が切れます。
従って、いずれ機器を更新して2022年以降も続けるのか、2022年11月までの期限で免許状を更新するのか、ここでやめるか、の3択で考えていました。結論として、今回の免許状期限切れでやめることにしました。一番の問題は、機器を更新したり再免許手続きを取りたいほどには、無線局の運用実績がなくなってきたからです。たまにモールス符号通信を受信することはあっても、電波を発射することはなくなっています。一つには、混み合った住宅地で電波を出して電波障害を出すのが恐いのと、昔の時代と違って通信することに喜びを感じなくなったからです。電話もろくにない時代、遠くの人とやり取りするのは手紙、ペンフレンドが流行った時代なら、片言でも電信でも通信できることが嬉しかったわけですが、今はそういう嬉しさは感じられなくなりました。機器も、自作が多かった昔と違って、昔ならスーパープロ級の高性能機器が簡単に入手できますしね。
そういうわけで、今回の期限切れで終わることにしました。まあ、聞くだけなら免許状は要らないですし、、免許を取る前にやったSWLに戻るわけです。ここに長々と書いたのは、自分の決心を固めるためと、その経緯を記録しておくためです。まあ、日記の一ページに書いた決意文でしょうか。
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