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2011年2月 6日 (日)

「アエリータ」 または「火星に行った地球人」

2011-02-06(日)曇り

 子どもの頃読んだ冒険小説とかSF小説とかで、ある場面の記憶が焼き付いていて、何となく気になる小説って結構あります。まあ、小説だけではなくて、映画とかラジオドラマとかテレビドラマでもありますが。

 そんな中のひとつで、妙に気になる小説がありました。「火星に行った、、、(、、、部分は不明でした)」という題の小説です。その後、色々とWEBで調べたりして、それは「火星に行った地球人」(原題は「アエリータ」)と言うことが分かりました。作者はアレクセイ・ニコライビッチ・トルストイです。最初、ビックリしましたが、あのトルストイ(戦争と平和のトルストイ)とは別人です。

 火星に行った地球の青年が、火星の女性(王女だったか)と恋に落ちたが、反乱か騒乱に巻き込まれる話でした。記憶に残って気になる箇所は最後の場面でした。何とか地球に戻った青年がアエリータのことを思い出していると、友人が情報をくれます。無線受信機で聞くと、アエリータが火星から送信機で呼びかけています。「あなた、今はどこにいるの、、無事に帰れたの、、あなた、、あなた、、」という呼びかけに、送信する手段のない青年が涙する、、という内容だったような気がします。

 読んでみたいとは思うものの、残念ながら本は見つかりません。代わりに、ソ連で映画化されたもののビデオは図書館にありました。一応借りては見たものの、見るべきか否か、悩んでいます。

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 私の基本方針として、「映画で良かったものは本で読まない」、「本で良かったものの映画は見ない」というのがあるからです(いくつか、例外は出てしまいましたが)。とはいえ、本が手に入らないから見てみるしかないかと思っています。

 ただ、WEBで調べる限り映画は、子どもの頃読んだ小説とは大分雰囲気が違いそうです。
  (1)原作の小説
  (2)子どもの頃読んだ、少年冒険文庫の本
  (3)ソビエト映画
の3つは、多分大分違うかもしれません。小説と映画は違うと割り切れる内容か、甘い記憶を破壊されてしまわないか、、と悩んでいます。

 小説と映画は違うということでいうと、次のようなものも思い出します。

 先日読んだ小説「メアリーポピンズ」とミュージカル映画「メリーポピンズ」も大分違いました。こちらは、それぞれ別物と考えられたので良かったのですが。
 メアリーポピンズその人の雰囲気とか、ミスター・バンクスやミセス・バンクスの雰囲気も違いますし、子どもだって映画の2人とは違って小説では5人ですしね。映画に出てくるメインの話も小説にはない話です。「子ども達が銀行に行って大騒ぎになり、屋根の上に登って冒険する」とか、「ミスター・バンクスが夜、このすばらしき世界(だったかな)のメロディーを背にとぼとぼと銀行に向かう」、、なんて話もないです。この辺は好きなシーンですが。

 オズの魔法使いは、冒険部分は比較的、原作に忠実ではあるのですが、最後の落ちが常識的に(明示的に)付けられています。即ち、あの冒険は、竜巻に巻き込まれて頭を打ったドロシーが、寝ている間に見た夢であった、という落ちになっています。
 第2作でも、病院から逃げ出したドロシーが谷に落ちて気を失っている間に見た夢という事になっています。それを除けば、概ね原作の雰囲気を出していると思います。
 ひとつ感心したのは、第1作の導入部分はモノクロで、オズの国に入ったとたんにきれいなカラー画面になって、オズの国の華やかさを出す手法には感心しました。

 話が大分それましたが、アエリータを見るかどうか、、う~ん、悩みです。

 

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コメント

はじめまして。私も「火星に行った地球人」を小学生のころ読んで印象に残っています。内容は忘れましたが、最後に「ローシ、ローシ、マガチトル・ローシ」という火星の女王(?)からの無線での呼びかけがずいぶん記憶に残っています。

投稿: YS | 2011年6月18日 (土) 14時30分

今日は。
そうですね、私も最後のところの無線での呼びかけのところの記憶、印象が強く残っています。とても素敵な印象というか、余韻が残っています。

結局ビデオは見ませんでした。私たちが読んだ小説とは、かなり雰囲気が違うらしいのです。多分、子どものころ読んだ小説は、子ども向けにかなり変わっているかもしれませんね。

投稿: masa | 2011年6月18日 (土) 21時17分

なんとか原本は無いものかと、国会図書館、東京都関係の図書館、横浜市関係の図書館、を探しましたが在りませんでした。全国の小中学校の図書室を含めればどこかにあるとは思うのですが、、、また読んでみたいものです。

投稿: YS | 2011年6月19日 (日) 19時12分

この頃のシリーズは、いくつか再読してみたいものがあって探してみましたが、図書館などでは難しそうですね(古すぎて)。あとは、個人所蔵のもののオークション等みたいです。私も、気長に探してみようと思っています。

投稿: masa | 2011年6月19日 (日) 20時43分

今晩は。はじめまして。私も昔、読んだ事が有ります。
同じくアエリータの幽かな、切ない「ローシ、ローシ、マガチトル(地球人の意)、ローシ」と呼びかけるラストを今でも覚えています。確か高校1年位に古本屋で
何気なく、小松崎茂の挿絵の単行本を見つけて子供向けの本でしたが、100円か
150円ぐらいで買いました。まだ実家のどこかに有る筈なんですが、
もう処分されているかも知れません。一度探してみます。

投稿: Shin | 2011年7月 7日 (木) 00時13分

はじめまして。
やはり、皆さん、ラストシーンの印象が強いみたいです。
家にあると良いですね。あったら、一度読ませていただきたいものです。

投稿: masa | 2011年7月 7日 (木) 09時44分

なつかしい作品です。私も無線で火星から呼びかけるシーンが印象に残りました。もう一つ、労働者をハーベラというタバコのようなものでコントロールする支配者がいることを憶えています。おかげで大人になってもタバコを吸うことがありませんでした。この話をしてもロシア人にしても、知らないと言われるので、他の小説と間違えているかもしれません。

投稿: | 2011年8月 5日 (金) 16時29分

どうもです。
やはり、懐かしく感じる方は多いですね。
私も、記憶は定かではなく、革命だか暴動だかに巻き込まれたことと、ラストシーン(火星からの呼びかけ)しか覚えていません。
学校の図書館にあったSFは、ロシアの作家のが多かったですね。日本では全国で読まれたけど、ロシアではそれほどでもなかったとか地域的に偏っているとか、、なんて事があるかもしれませんね。

投稿: masa | 2011年8月 5日 (金) 20時43分

国外在住中の老人です。

もう60年近く前に読んだ子供向けの冒険科学小説シリーズの中の一つですが、最後のアエリータの呼びかけは今でも強烈に記憶していますー小松崎茂の挿絵も強く記憶に残っています。 大人になってこの部分の感動を得ようとして原書を読み返すと、残念ながら最後の部分は少年物の訳者のような強烈な表記とはだいぶかけ離れたもので少しがっかりした事を憶えていますー少年物は殆どが原書を離れた創作に近い意訳ですが本書のこの最後の呼びかけ部分は原書を離れて名訳ですね。

「火星に行った地球人」は古書店を探せば今でも手に入ると思います。 A.Tolstoyの「Aelita]のロシア語版は日本では見掛けませんが、英訳版ならアムステルダムの本屋から出版されていますので、米のアマゾンを通せば入手できると思いますよ。  ちなみに旧ソ連の映画版「Aelita-火星の女王」は無茶苦茶の内容で原書の面影やロマンの片鱗も見当たりませんーわざわざ見ればがっかりされると思いますよ。

投稿: 田中 靖章 | 2012年9月12日 (水) 18時40分

今日は。
やはり皆さん、ラストの印象は強いようですね。あのころは、シリーズを夢中で読みましたが、みなさん、そうみたいですね。
ああいう印象の積み重ねは、結構人生に影響してくるようです。私は電気とか遠隔通信に興味を覚えて、結局、職業も通信関連を歩んできました。

ビデオは、結局見ませんでした。これからみることもしないつもりです。解説やビデオの外箱の画像などを見たとき、大分違うみたいだったからです。
本もまた読んでもいいのか、やめておいた方が良いのか悩みどころです。古本屋で運良く見かけたら考えようと思っています。

原書英訳版、、、文章のニュアンスが分かるほどの英語力はないので、きっと手を出さないと思います(苦笑)。
内容の詳細情報、ありがとうございます。

投稿: masa | 2012年9月13日 (木) 09時22分

私も50年以上前、学校の図書室で読んだのを覚えています。
確か脱線野郎系(?)の相棒と一緒に行くんですよね。・・で、火星で大冒険して地球に帰還。
ほとぼりが収まった頃、その相棒が来て「火星からと思われる変な無線が入ってきてる。火
星と言えばなんたって先生だ。聞いてみてくれ」。火星語(?)がカタコトでなく分かるのは彼
だけなのだ。そして無線局で彼は雷に打たれたようになり肩を震わせ落涙する。受信機に届
くその声は「・・おお、ローシ、ローシ、マガチトル・ローシ!あなたは今どこに・・」。

投稿: | 2016年3月31日 (木) 14時30分

私も小学校の図書室で読みましたから、同じような頃ですね。
最後のところの印象は強いですね。余韻は残りましたが、悲しかったのも事実です。それ以後、どちらかというと、ハッピーエンドものが好きです。

投稿: masa | 2016年4月 1日 (金) 20時35分

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